研究部 平成30年度活動報告

高校生のための先端数理科学見学会 ~現象数理学への誘い~

高校生のための先端数理科学見学会
1. 実施日時 平成30年8月7日(火) 10:00~ 16:00

2. 実施場所 明治大学中野キャンパス6階 セミナー室

3. 目   的 数学が身の回りの現象を理解し生活に役立つことを学ぶ

4. 参加人数 68名(生徒55名,教員13名)

5. 内   容

9:30~10:00 受付

10:00~10:10 開会のあいさつ

10:10~10:50 樟脳に学ぶ集団運動

11:00~11:40 折り紙ヘルメット、どこに数学?

昼休み

12:40~13:20 観測の限界に挑む極値統計

13:30~14:10 クラドニ図形で見る振動の数理 -固有値問題入門-

14:20~15:00 数学でつくる錯視立体

15:10~15:50 データサイエンスで知識を導き出す -生命から社会までの応用例を通じて-

15:50~16:00 閉会のあいさつ アンケート記入  解散

開会のあいさつ1 開会のあいさつ2

講義内容

・樟脳に学ぶ集団運動
自己駆動素子を利用した実験や、集団挙動の実験を通して、自然界に見られる自発的秩序形成などの現象の根底を探り、それを記述する数理モデルの構成・解析などによって、これら現象に対する本質に迫った。

・折り紙ヘルメット、どこに数学?
日本古来の折紙の、軽くて剛い、展開収縮性能を活かす折紙工学を創始したこととその産業応用の現状と課題について紹介する。多面体状の立体の表面を、切れ目や伸縮を許さずに折りたたんで平面化する問題を扱った。近年提案されたこの問題に対して、折り紙ヘルメットの開発などについて解説した。

・観測の限界に挑む極値統計
確率分布、経験分布、累積分布などの基礎となることがらを確認しながら、極値統計が確率変数の最大や最小に焦点を当てた統計学の一分野であることを説明し、地震や金融、スポーツなどの具体的な事例を挙げて解説した。

・クラドニ図形で見る振動の数理 -固有値問題入門-
さまざまな現象は数学的に微分方程式でモデル化できるが、微分方程式はいつでも解けるとは限らず、コンピュータによる数値計算が必要になる。その方法を数学的に解析してより優れた計算法を開発する研究の解説。クラドニ図形という「振動現象」をきっかけとした、固有値問題の紹介した。

・数学でつくる錯視立体
不可能立体の映像や動画を交えながら、脳の直角優先性を利用した多義立体の設計など、その数学的な原理を解説。目の錯覚から起こる現象が人間の脳の性質によっておこるものであることを究明し、数理的な理論に基づいた不思議な立体錯視作品を紹介した。

・データサイエンスで知識を導き出す -生命から社会までの応用例を通じて-
トランプの実験で、具体的な統計の問題を体験することによって、実験・計測データからアンケートまで、世の中にはさまざまな現象を表すデータが存在することに気づかせ、このデータから、ベイズ統計学という数理を通じて、現象についての新しい知識と本質を見つけ、社会に役立てる方法を紹介した。

集団挙動の実験 折り紙と計算幾何学
極値統計 クラドニ図形で見る振動の数理
錯視立体 トランプで体験する統計学

 


講演風景1

講演会・研究発表会

日 時 平成30年7月5日(木) 13:30~ 16:30

場 所 千代田区立九段中等教育学校

参加者 42名

内 容

1. 会長挨拶 東京都立西高等学校長 萩原 聡

2. 教育委員会挨拶  教職員研修センター研修部専門教育向上課 指導主事 平澤 庄吾

3. 会場校挨拶  千代田区立九段中等教育学校長 石崎 規生

4.講演
(1)演題 「どの生徒にもやさしい数学授業のユニバーサルデザイン
.                 ~主体的・対話的で深い学びを実現する~ 」
講演者 神奈川県横浜市立洋光台第一中学校 通級指導教室担当 主幹教諭 下村 治 氏

(2)質疑応答

(3)謝辞   事務局長 東京都立江戸川高等学校長 藤田 泉

講演風景2  分科会研究発表1 分科会研究発表2

5.学習指導法分科会による研究発表

(1) 「授業のちょっとした工夫」
発表者 都立西高等学校 村形 政信

(2) 「2次曲線の定義を意識させた教材」
発表者 都立八王子東高等学校  平井 恒

6. 閉会の辞   副会長 東京都武蔵村山高等学校長 加藤 竜吾

7. 事務連絡

 


授業風景

第90回授業研究・研究協議会

日 時 平成30年6月7日(木) 13:30~ 16:30

場 所 東京都立足立工業高等学校

参加者 30名

内 容授業風景

1. 会長挨拶   東京都立西高等学校長 萩原 聡

2. 教育委員会挨拶  教職員研修センター研修部専門教育向上課 指導主事 平澤 庄吾

3. 会場校挨拶  東京都立練馬工業高等学校長 小堀 隆

4.本日の授業研究の観点について   都立武蔵丘高等学校 主任教諭 飯塚 京子(ICT分科会)

5.授業研究

(1) 単元 数学II 「三角関数」
授業者 都立足立工業高等学校 教諭 西川 真吾(ICT分科会)研究発表
・授業見学
・本日の授業について授業者より

(2) グループ協議

(3) グループ発表

6. 教職員研修センターよりお知らせ   教職員研修センター研修部専門教育向上課 指導主事 平澤 庄吾

7. 事務連絡

 


都数研総会・研究発表会

日 時 平成30年5月19日(土) 14:00~ 16:30

場 所 東京都立武蔵高等学校

参加者 45名

内 容
1.総会(14:00~14:30)

(1) 会長挨拶   前会長 都立江北高等学校 吉田 亘

(2) 来賓挨拶   第100回全国算数・数学教育研究(東京)大会実行委員長 池田 文男 氏

(3) 議長選出

(4) 議 事

1) 平成29年度 事業報告

2) 平成29年度 決算および監査報告

3) 平成30年度 役員選出

平成30年度 新会長挨拶   都立西高等学校 萩原 聡

平成30年度 役員紹介

4) 平成30年度 事業計画

5) 平成30年度 予算

6) 平成30年度役員・理事一覧 他

(5) 事務連絡・その他 (事務局より)

2.分科会研究発表会等(14:45~16:20)

(1) 定通分科会 過去10年間のあゆみ・東京都定通教育指導体験発表 研究集録
発表者  蔵前工業高等学校定時制課程  浅井 嘉信(定通分科会)

(2) 定時制課程における活動を中心とした授業実践
数学Ⅰ「データの整理」(ヒストグラム)・数学Ⅰ「三角比」(三角形の面積)
発表者  都立三鷹中等教育学校  相田 知輝(定通分科会)

(3) 小石川における6カ年の数学
発表者  都立小石川中等教育学校  前田 徹(大学入試分科会)

(4) 各部・分科会の紹介
荻野 大吾(学習指導法分科会)、田中 啓之(数I分科会)
宇佐美 俊哉(ICT分科会)、今野 恵悟(編集部)

3.事 務 連 絡
・第100回全国算数・数学教育研究(東京)大会運営協力のお願い
・都数研 授業研究・研究協議会(6月7日)開催案内
・高校生のための先端数理科学見学会(8月7日)開催案内
・会費納入について

 

分科会研究発表1 分科会研究発表2 分科会研究発表3