会長あいさつ

会長挨拶

東京都高等学校数学教育研究会長

萩原 聡

(東京都立西高等学校長)

この5月の総会で,東京都高等学校数学教育研究会(以下,都数研)の会長としてその任を負うこととなりました東京都立西高等学校長 萩原 聡です.今後も東京都の高等学校の数学教育に貢献できるよう微力ながらも努力いたしますのでよろしくお願いいたします.

さて,平成30年度で設立から72年となる本研究会は,これまで,多くの先輩が,学習指導要領や教科書,問題集の作成などに係わるなど日本の数学教育のリーダーとして活躍しており,現在,個人と団体合わせて120名以上の会員が活動しています.

今年度も東京都教育委員会の研究推進団体及び,東京都教職員研修センターの研究普及団体として指定を受け,年間3回の授業研究・講演会などの他,様々な機会を通じて東京都と連携,協力して数学教育の発展に寄与していきます.特に,最近では採用1~4年目の若手教員や中学校,特別支援学校,大学など異校種の数学教師や民間企業の方など多様な経歴の会員の方により,学習指導法,大学入試,数学Ⅰ,定通,ICT(今年度から,これまでの「コンピュータ分科会」の名称を変更しました.)の5つの分科会による月1回程度の研究協議会において,教材,指導法,評価法など実践を通した幅広い議論が行われています.また,編集部においては,その成果を年3回「会報」として発行し,また2月末に「研究集録」としてまとめ,情報発信を行うとともに,各分科会においてはそれぞれの報告書あるいはHPなどで研究成果を共有し,日本数学教育学会の全国大会や関東甲信静大会,あるいは,東京都の研究発表会などをとおして広く発表しています.

都数研の活動では,ベテランから若手までが自由な雰囲気の中で,何でも語り合える場として,分科会や全体会での研究協議後に行われる懇親会も大切にしています.そこでの情報交換は,会員同士の親睦を深めるとともに,様々な教育活動の助けとなっています.また,1泊2日の研修旅行を毎年2月上旬頃に行っており,そこでは宿舎での研究協議だけではなく,観光などを含めて楽しく有意義な時間を過ごします.

このように,都数研は,高等学校の数学教育の実践をとおして楽しく,深く学ぶ研究会です.新学習指導要領が発表され,数学教育も新たな視点で取り組まなければならないこの時期に,一緒に学んでみませんか.多くの皆さまの参加をお待ちしています.