会長あいさつ

加藤竜吾会長

会長挨拶

東京都高等学校数学教育研究会長

加藤 竜吾

(東京都立田柄高等学校長)

 

 この度、令和2年度会長 佐々木雅人先生の後を受けて、令和3年度東京都高等学校数学教育研究会会長となりました東京都立田柄高等学校長の加藤竜吾です。どうぞよろしくお願い申し上げます。都数研会員の先生方には、日頃より都数研の活動にご協力いただきまして、深く感謝申し上げます。都数研は、今年度75周年の節目の年を迎えました。令和3年は大学入試共通テストの開始や令和4年度からの改訂高等学校学習指導要領の全面実施など、高等学校数学教育において大きな変革の年となっております。一方で、昨年から猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症対応については、第4波の状況や変異型が増加する中、学校教育におけるオンラインを初めとしたこれまでにない教育活動も伴いながら研究活動を進めていくことになります。

 令和2年度は、都数研活動のほとんどがオンラインによる対応を中心としたものになりました。都数研では平成19年度から東京都教職員研修センターとの連携研修を進めてきたところでしたが、都数研の意図する授業研究を中核とした研究会の開催について制限を受け、都数研としては、引き続き東京都教育委員会における研究推進団体の体制は維持はするものの、授業研究会等はについては独自開催していく体制に改めて進めていくことにしました。基本的には、これまでの研究部分科会と編集部活動を維持していきたいと考えております。

 そこで、令和3年度の東京都高等学校数学教育研究会研究テーマとして、「改訂高等学校学習指導要領全面実施に向けた数学教育の研究:コロナ禍において学びを止めない数学学習を目指して」を設定しました。

 コロナ禍における様々な制限はありますが、都数研では、今年度も会員の先生方による研究を推進していけるよう、様々な対応してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。